日野田崇 | 偶然を過ごすための手色形楽
Category : 現代美術シッタカぶり

2023.10.25~11.25(日月祝:休)
12:00~18:00
【 imura art gallery 】
あの、てらっとした
釉薬の風情である、とか
例えば、器の景色、のようなものへの
当然のような評価を得てきた
陶芸に生じる”現象”こそが
焼き物の価値であるべきと
確信している人たちにとっては
こういった作品は
ややもすれば、アウトサイドな
印象を与えるかもしれない。
しかしながら
すべからず陶芸とは
その発露から完成に至るまで
”あくまで土を出自とする
彫刻である”と言い切れれば
これは、極めて現代的で
実にファンキーな
陶芸的な”サイン”と解釈できまいか。
それは陶の発展的な
アプローチと見なしても
良いと思う。
この表面の吹き付け感も
描かれたモチーフを存分に生かす
手立てを表しているし
この方法が最適であろう。
リズム、もっと言えば
作品にうねるようなグルーヴが
もたらされている効果をもたらす
モチーフと造形とのフィット。
こればかりはグラフィティーばりの
表面から強烈に窺える要素だ。
久々に日野田さんの痛快な展示を、観た。
日野田崇 website↓
https://www.takashihinoda.com
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