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酒井一貴 | name is kyoto(No.3562)

Category : KYOTO GRAPHIE 2022
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KG+ KYOTO GRAPHIE

2022.04.27~05.08(月火:休)
13:00~19:00(最終日〜17:00)
【 MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w 】

転職して
しみじみとわかることがある。
この仕事には
送迎がつきもの、というよりも
これがうまくいかないと
全てが破綻する。

1ヶ月と3週間。
97名の家々を覚えた。
点を線でつなぎ、
近道、隠れ道、獣道のような
京都ならではの地理を
ひしひしと、愕然、と。

人が、そこで、生きている。
僕の想像なんて
せいぜい知れている範囲を
超えていない。
そこにあるのは”別の京都”だった。

何気ない写真、に見えてくるものが
好きで、
酒井さんのフレームに見える
街々の所作、というか
面差し、というのか
気配、というのか
そんなものに
心地よいシンパシーを
いつも抱きながら
改めて、京都に住んで
仕事して、遊んで、
そんで、生きている自分を
この六つ切の中に
没入させながら
東京生まれの僕の
約半世紀前の
かつての淡い憧憬と
ハンドルを握りながら
フロントガラス越しの
今、を考える。

ギャラリーサイト↓
http://www.voicegallery.org
KYOTO GRAPHIE 2022↓
https://www.kyotographie.jp

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日下部 悠帆 展 | 永遠と一瞬

Category : KYOTO GRAPHIE 2022
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KG+ KYOTO GRAPHIE

2022.04.19~05.01
12:00~19:00
【 ギャラリーヒルゲート 2F 】

画家にとってのパレットは
まさしく色彩という食材の上に
逡巡や決意という
見えないエッセンスを
まぶしながら
かつ、それ自体は意味性など
剥奪されているかのように
厳然とアトリエで
主人を待つ
創造の皿、である。

ここに写されているものは
作法の堆積。

鍾乳石のように
見ようによっては
カラフルな樹氷にように
この、さほど大きくもない
皿に
もう一つの世界をつくる。
それは意図や意識や見栄えを
伴わない。
つまり、価値、とは無縁のもの。
しかし、この世界は
画家の歴史の中で
連綿と増幅され
役目を終えれば
静かに屋根裏で眠る。
なんと健気、ではないか。

画家である父の
もう一つの所産は
こうして
娘さんによって
淡い眠りから覚醒した。

KYOTO GRAPHIE 2022↓
https://www.kyotographie.jp

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イサベル・ムニョス × 田中泯 × 山口源兵衛 | BORN-ACT-EXIST

Category : KYOTO GRAPHIE 2022
KG+ KYOTO GRAPHIE
Main Program

2022.04.08~05.08(4.28:休)
10:00~18:00 *有料
【 誉田屋源兵衛 黒蔵、 奥座敷 】

イサベル・ムニョス↓
https://isabelmunoz.es
田中泯↓
http://www.min-tanaka.com
誉田屋源兵衛↓
https://kondayagenbei.jp
KYOTO GRAPHIE 2022↓
https://www.kyotographie.jp

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祝いと呪い | 畢り

Category : KYOTO GRAPHIE 2022
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2022.04.19~05.01(月:休)
12:00~19:00
【 同時代ギャラリー Bis 】

おいわい、と、おまじない。
漢字で書けば、祝い、と呪い。
元々からの意味から
良い祈り、と
悪い祈り、へと転じて。
ネ、と、口、だけが違って
真逆。

家族、もまた
良くも悪くも
生(な)さぬ仲であろうと
なかろうと
濃密な関わりを持つ
共同体であり
それぞれの一個の人は
それゆえに
喜びも、傷つきも
癒しも、恨み、も
総体的に受け入れる。
そして、振り返る。
今の自分(らしき)ものを
つくった人たちや
その人たちがいた環境=世界。

ほぼ親代わりだった
作者が愛した祖母が亡くなってから
自身の構成要素を
セルフポートレートという手法にて
検証してみる。
いわば、鏡写し、な訳で
当然さらけるものも多い。
内在するものを自身の臓物として
広げてみせるのは
プライバシー云々を超えるところから
始まっていく。

僕自身も
家族関係においては
相当に裏切られ、
傷ついた過去を持つけれど
酒席で吐く恨み節も
年齢を重ねるに従って
悟り、に近いものへと
こなれてきた。

ちなみに作者名、ですが
おわり、と読みます。

作家 Twitter↓
https://mobile.twitter.com/end_photograph
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ジャパネスク 〈禅〉 | 奈良原一高

Category : KYOTO GRAPHIE 2022
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KG+ KYOTO GRAPHIE
Main Program

2022.04.08~05.08(4/13, 20, 27:休)
10:00~17:00 *有料
【 両足院(建仁寺山内) 】

こう言うのも実におこがましいが
「崇高なドキュメント」としての
深さ、のようなものを
この環境で観ることができるのは
幸福な芸術との出会いを実感する、
などと、キーを打って
演出家の宮沢章夫さんが語る
写真展についてのコメントを見る。
1950年代の写真家の評価と
今の僕たちの見方、とは
自ずと乖離があって
土門拳が
「生活から遊離した抽象化はやりきれない」
と酷評したのも
やはり、時代性なのかな、と。

実に念入りに構成された美しさ、
と言うものでは
写真、は成就されない、ということも
もちろんわかります。
見ているものは現実、なのに
どこか、現世とはかけ離れた世界。
これが構成力の為せるものだとしても
それで、いい、とも思います。
そこに、揺さ振られるものがあれば。

ひと通り展示を見て
順路として庭園へ導かれる。
真夏のような暑さの中で
ここだけ、影のエッジがやわらいで。
通常は非公開。
浮世のエアポケット。
「30分以上、ここで座っておられる方も
いらっしゃいますよ」と
案内の方。

そういえば
受付横の部屋で
一人の女性が写経に集中。
以前、毎月、写経に通った時期があって
徐々に上手くなっていくのが
面白くて。
今度オンライン予約で
写経奉納するつもりでいます。

KYOTO GRAPHIE 2022↓
https://www.kyotographie.jp

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58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

ナミキ・キヨタカ

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