「 木内妄想芸術大学作品展 ~ 独りホームカミング 」その2
Category : 現代美術シッタカぶり

2016.05.23~06.25【成安造形大学 キャンパスが美術館 】
先の1回目の続きですが、とてもタイムリーな5月24日の京都新聞夕刊の記事。
「日本庭園の魅力 世界へ」の見出しで内容はともかく
「現代デザインも導入」「現代アーティストのデザインした…」という文言に
ちょっと驚きました。
この意味は?と問われれば「なんとなく理解している雰囲気…」となるでしょうか。
厳密論になってしまうとピリピリして
何も面白くなくなるのは承知の上ですが、
何となく違和感がありますね、僕には。
翻って、おかしなカタカナ使いは多分、
僕もしっかりやってるなと自戒&反省。
さて2回目は別の会場での展示です。
パンフのコメントに「制作技法の豊かさ」について書かれていましたが、
正に驚愕。思いついたら、
なんでも作る、なんでも出来るということはどえらいことで、
もう武器ですね、ウェポン。
作品は一見して或る種の
「体制の検証=美術界の?についての」な匂いがぷんぷんしますが、
この(失礼を承知で!)天の邪鬼的な展開そのものが、
軽妙さと、いや、立ち止まって考えてみようや…という啓示を孕んでいて、
継続したテンション、というよりは常にリスタートしている感じがいいんです。
思いっきりの良さ、あっけらかん、したたかさ、
そして木内さんのウェポンは精巧なレプリカで決して弾は込めない、
むしろ万国旗が出てくるくらいの、
妙なるおかしみに満ちているんですね。
6月下旬まで開催されていますから、
ドライブがてら、遠出の散歩がてら、いかがでしょうか、
「とりあえず美術家」の木内貴志さんの作品展に是非!















