日野田 崇 個展 ~ 空気の民
Category : 現代美術シッタカぶり
2017.11.25~12.23【 imura art gallery 】
なんかおかしい…と本当に感じている「民」が如何ほど居るのか…それとて心もとない今。悪いものだけが先祖返りして,結局人間ってこの程度のものなんだということが、様々な事象を通じてわかりかけてきた。だから尚更に記号としての言葉ではない言葉でまだ理性ある大人たちが口八丁手八丁で「そうでないこと」を伝えるべき。これは僕の私感だが、ステートメントの日野田さんの思い、この「言葉」のもつ原初的な力が失われつつある現在を憂う内容に触れて、奇抜な造形性と凡人の想像を越える表面の施しに加えて、単なる陶芸作品展示に留まらない強力な示唆で会場が満たされている。今展の新作はかつてグラフィティに深い影響を受けた日野田さんが文字そのものを陶芸として表現し、重さと質量を含めて「八方ふさがり」の現在の状況をガチンコで仕上げたテープによるインスタレーションと併せて展開。先日のウーマンラッシュアワーの暴力的なまでのテキスト量による芸におけるカタルシスを思い出してしまったのは僕だけだろうか…空気の民、とは、そう、お前たちのことだ!と…

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なんかおかしい…と本当に感じている「民」が如何ほど居るのか…それとて心もとない今。悪いものだけが先祖返りして,結局人間ってこの程度のものなんだということが、様々な事象を通じてわかりかけてきた。だから尚更に記号としての言葉ではない言葉でまだ理性ある大人たちが口八丁手八丁で「そうでないこと」を伝えるべき。これは僕の私感だが、ステートメントの日野田さんの思い、この「言葉」のもつ原初的な力が失われつつある現在を憂う内容に触れて、奇抜な造形性と凡人の想像を越える表面の施しに加えて、単なる陶芸作品展示に留まらない強力な示唆で会場が満たされている。今展の新作はかつてグラフィティに深い影響を受けた日野田さんが文字そのものを陶芸として表現し、重さと質量を含めて「八方ふさがり」の現在の状況をガチンコで仕上げたテープによるインスタレーションと併せて展開。先日のウーマンラッシュアワーの暴力的なまでのテキスト量による芸におけるカタルシスを思い出してしまったのは僕だけだろうか…空気の民、とは、そう、お前たちのことだ!と…

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