ボーズ ボーンズ ボーン | 大江 慶之
Category : 現代美術シッタカぶり

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2018.04.06〜04.28
【 TEZUKAYAMA GALLERY 】
或るギャラリーで見かけた
DMに釘付けになってから
何度手に取って
見返したことだろう。
それは稀な衝撃と共に
平面でも3Dでも無いことへの
淡い期待を胸に
初めて訪れた
ギャラリーで
実物、いや作品を
“目撃”して
実感となって
何と言うか
ミーハーに
なってしまった
自分を確認しつつ
さらに
作家が居合わせたことで
大人げなく
興奮してしまった
そんなひと時だった。
まだ
“剥ける”前の
少年たちの
しらこい緊張と
企みと恐さが
電車ゴッコの
輪の中で
暗黙の秩序として
もそもそと
蠢く。
無遠慮なルールと
大人たちが
見せてくれる
失敗と
あざとさと
さもしさを
すでに
教訓として
新しいモラルを
身につける彼ら
(と想像すると
何と愉しいことか)
加えて
足穂的考察。
フィギアの
サイズでなく
彫刻の
執着でなく
ましてや
人形への
注入でもない
クールな
視座。
覚醒と
幻視の狭間。
奥のコーナーには
大江さんの
制作にまつわる
インスパイアグッズたち。
0系新幹線の
フォルムに
幼虫を見いだし
メヒコのスカルを愛でる。
イギリスでの
作品発表の反響も
ただならぬ成果に
つながって
精緻な作り込みと
“妄想の余地”を
存分に残しつつ
鑑賞者を
さらに惑わせる。
実に
ハッピーなひと時でした!












