久野 隆史 展
Category : 現代美術シッタカぶり
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2019.05.12～05.25
【 蔵丘洞画廊 】
久野さんの作品との出会いは
9年前でした。
「うつわ」と題された
手で包むように
里山を愛おしむ
作家の心性が
心地良く表れた
とても象徴的な印象の
作品群でした。
久野さんは3年ほど前に
金閣寺にほど近い衣笠から
洛西の大枝に引っ越しました。
やはり
インバウンドの影響は顕著で
観光客におもむろに
玄関を開けられたことも
あったという現状に
引っ越しを決意されたようです。
引っ越された先で
目にされたものは
作品にも表れるような
豊かなモチーフだったのでは
ないでしょうか。
絵を描くことと
生活することが
ひとつながりに
あることで
極自然に
“近く”にあるものと
“遠く”に見えるものを
同じ視座で捉えながら
久野さんという
等身大の日本画家が
気負いなく
絵筆を辿らせている光景が
浮かんでくるような
そんな展示です。
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