若手作家展 | 陶・磁・璃
Category : 現代美術シッタカぶり
2020.07.07~08.01
【 現代美術 艸居 】
20代、30代の
6名の陶芸作家によるグループ展。
現役学生である最年少の
小松実紀さんのガラス造形に
様々な映画のシーンを
思い巡らせてしまうのは
土の性質を
エログロナンセンスと言う
川浦紗季さんとはまた異なる
神経系統や変異的な
とろりとした
内臓性を感じるからですか。
その川浦さんの強烈な表情は
ベーコンを見るような印象で
美的な造形を
土からひねり出す行為から
あえて嫌悪も引き受けながら
引き剥がそうとするかのように
獰猛で生々しく素敵です。
久々に拝見の
村山まりあさんの作品。
童話に潜む加虐的な風合いが
まろみを帯びたウサギの
つぶらさに呼応して
これまた無比な風情が
蠱惑的な魅力を
放っています。
黒川徹さんは
数学的な世界観を
陶芸に持ち込みながら
造形もさることながら
鈍色に反射する
銀黒陶ならではの
コントラストが明快な作品。
黒川さんの頭の中を
覗いてみたいです。
木野智史さんの
まるでカリグラフィのように
空を切るフォルムは
磁器であることを考えると
果敢すぎるものですが
テクスチャーを
徹底的に消すことで
そのシルエットを
印象から消えないものに
昇華しています。
内田翠さんは
手びねりで作りあげ
磨きをかけ
最後にその作品そのもの
いわば手を掛けたものに
火の洗礼を浴びせます。
このことで化学反応を通過し
まとった景色を生み出すのです。
画像は紹介順で
お一人三点ずつ。
ギャラリーサイト↓
http://gallery-sokyo.jp

















【 現代美術 艸居 】
20代、30代の
6名の陶芸作家によるグループ展。
現役学生である最年少の
小松実紀さんのガラス造形に
様々な映画のシーンを
思い巡らせてしまうのは
土の性質を
エログロナンセンスと言う
川浦紗季さんとはまた異なる
神経系統や変異的な
とろりとした
内臓性を感じるからですか。
その川浦さんの強烈な表情は
ベーコンを見るような印象で
美的な造形を
土からひねり出す行為から
あえて嫌悪も引き受けながら
引き剥がそうとするかのように
獰猛で生々しく素敵です。
久々に拝見の
村山まりあさんの作品。
童話に潜む加虐的な風合いが
まろみを帯びたウサギの
つぶらさに呼応して
これまた無比な風情が
蠱惑的な魅力を
放っています。
黒川徹さんは
数学的な世界観を
陶芸に持ち込みながら
造形もさることながら
鈍色に反射する
銀黒陶ならではの
コントラストが明快な作品。
黒川さんの頭の中を
覗いてみたいです。
木野智史さんの
まるでカリグラフィのように
空を切るフォルムは
磁器であることを考えると
果敢すぎるものですが
テクスチャーを
徹底的に消すことで
そのシルエットを
印象から消えないものに
昇華しています。
内田翠さんは
手びねりで作りあげ
磨きをかけ
最後にその作品そのもの
いわば手を掛けたものに
火の洗礼を浴びせます。
このことで化学反応を通過し
まとった景色を生み出すのです。
画像は紹介順で
お一人三点ずつ。
ギャラリーサイト↓
http://gallery-sokyo.jp

















