奥田 誠一 個展 | surface 〜 消失と存在の鬩ぎあう処
Category : 現代美術シッタカぶり

2020.09.22~09.27
【 galerie 16 】
ランドアートでの
画像を見た時の衝撃は
いつも言う
脳内鳥肌状態でしたので
以後に作品をお見かけするたび
奥田さんの
全方位的な自由な作風に
感服しておりました。
実はこの作品は実物を
未だ目撃しておりません。
会場でも作品にまつわる
中々に濃いエピソードを
お聞きし
是非ともいつか、と。
surfaceシリーズは
水分を含んだ和紙を
バーナーで焼いたものが素地。
様々に見える
壁一面の平面作品は
焼き残りのエッジが
おぼろげな輪郭をあらわし
どこか
フェイドアウトした喪失感と
それらのランダムな重なりが
消え去ったものを想像させ
残った断片の集積に
形を見い出す。
楚々とした佇まいの女性に
奥田さんの考える
表層と内包するものとが
背中合わせの
矛盾的自己同一な印象。
また
掛け軸から浮かび上がる
半立体像は
どこか内省的で
独特の浮遊感が
ホログラムを思い起こさせ
観者を
何となく見透かすようで
妙にくすぐったい。
ギャラリーサイト↓
http://art16.net












