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館 勝生 展

Category : 現代美術シッタカぶり
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2021.01.18~01.30(日:休廊)
【 ギャラリー白 】

絵具の物質感に特化した作品は
その質量表現に
作風が
大きく左右されるのではないか。
量に圧倒される。
そういう作品は確かにある。

絵画として完成させる
手立てとしての絵具は
作家の手にかかると
感情の丈をこれでもかと
吐露するように
画面に高密度な濃厚な
存在を示し
そこから放射する
鉛筆線のストロークは
生命体の飛翔の
痕跡のような印象をもたらす。
ご実家が養蜂業だったことからの
体験というのが頷ける。

盛り上がった絵具は
まさに叩きつけた力が
見えてくるような
引力と作家の心性の引き合いを表し
一体何が起こったのか
あまりの速さに
(実際は静止しているのに)
感覚が追いついていけないほど。

この唯一無二の作風は
先の量的な圧倒感を超えたところの
画家としての人間の存在そのものを
観者に鮮烈に与える。

2008年に甲南大学で行われた
ライブペインティングの模様を
読んでいると
(下記のサイトで是非!)
僕自身の脈動が
明らかに変化していることを知る。
ドキドキドキドキ!
そこに見えてくる
病状をおして描く作家の
鬼気迫る表情さえも。

特にテキストの終わり
追記に背筋がスッと。
要約します。

イベントは大学の授業の一環だったのだが
翌日から3日間連続で作家本人による
自己表現の集中講義があり
それは個別に学生を問い詰めていくような
もの凄い授業だったそうで。
作家は杖をつきながら現れた
と。

作家はこのイベントの翌年に
45歳という若さで逝去された。

reviews[館 勝生 ライブペインティング/兵庫]↓
http://www.peeler.jp/review/0811hyogo/

ギャラリーサイト↓
http://galleryhaku.com

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