タニグチカナコ 個展 | 内包
Category : 現代美術シッタカぶり

2021.10.20~10.31(月火:定休)
11:00~17:00
【 kumagusuku 】
展示のロケーションが移ると
作品の表情や見え方が
面白く変化する。
2月の個展では
一切の外光を遮り
落し目の照明の中
絡まり合う
ふくよかな肢体のパーツ状が
浮かび上がる様が際立って。
今展は受付や
カフェの向こうにある
光差す中庭での展示。
開放感もさることながら
あの、なんとなしの
密室の蠱惑的なムードから一転
自然光を柔らかく誘ってなお
ありのままの壁の質感も
見事に取り込みながらの
展示空間の出来栄えに驚く。
さりげないセンス、
というんでしょうか。
でも、どこで見ても
やはりタニグチさんの
あの、感じ。
エッジの効いた
ぷっくりな、愛しき脂肪の
何かを
探しあぐねているような
もどかしさの様と
さらに日本画特有の
感触、印象の断片が
手足のモチーフの明快さと相まって
内省と開放がシャッフルされて
心地よい作風に。
今年拝見した
修了制作展で強烈に
惹きつけられた
日本画のホープさんです。
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