三橋 遵 展 | 雨降るところ
Category : 現代美術シッタカぶり

2022.01.27~02.06(月:休)
12:00~19:00
【 ギャラリー恵風 1・2F 】
(僕自身の)邪気が鳴りを潜める、と
打ちました、
2012年9月の小西さんの個展。
奇しくも、同じ年齢。
一階、二階と見て回るうちに
心が不思議とほぐれてきます。
この、ほぐれ、こそが
三橋さんの魅力そのもの。
画像はあえて、小品から徐々にアップ。
三橋さんの指先から紡ぎ出される
この小さき宇宙に
ゆったりと浸る時間。
小指の先ほどの犬たちは
石の上でそれぞれに、そこに。
犬がお好きな三橋さん。
モチーフのそこかしこに
彼らがお出ましに。
三橋さんと言えば
僕は椅子を思い浮かべ
小さくなってそこに座る妄想。
かと思えば
茶筅の先の極小の一休さんの
愛らしい佇まい。
ゆったりと豊穣な
”冬眠” の間に熟成された過去作も
雨をテーマの新作も。
そう、雨を愉しむことができる
そんな人になりたい、と
常、思っています。
どこまでも優しく
三橋さんの美意識は
こうして作品になることで
百の言葉をさらっと撫でるがごとく
当たり前に、そこに在って
誰にも見える。
染色作家であることの出自は
置く、のではなく
染める、という繊細な工程が
どことなく全ての作品に
反映されていて
どんなに小さなものにも
手を入れていくことが
観者を没入される力へと
変換される。
ギャラリーサイト↓
http://g-keifu.com





















