四塚 祐子 展
Category : 現代美術シッタカぶり

2023.11.10~11.19(月:休)
12:00~18:00
【 gallery morning 】
作品の前に立ち、
作品を観ている。
嗚呼、このときはまだ
”視て”いる、のだが
やがて、”観に”入る、に至るとき
あなたは、そこで、
一人、だろうか。
果たして、ここに
さほどの意味はないのかも
しれないが
僕は、ひとつの作品を
大勢で見る、
得体の知れない
共有感のようなものに
居心地の悪さのようなものを
感じたりすることがあるので
できれば、孤独に、観たい。
僕は常々、孤独に慣れてきたから
人にも常々、言う。
そうしなさい、と。
慣れる、というか
強くなりなさい、と
あなたの未来のために、と
要らぬ講釈を垂れたり、など。
四塚さんのモノタイプを見る時に
つまり、唯一のものを観ている時に
僕は、心地よい孤独、を感じる。
それは、僕だけが観ている風景。
そこではどんな自由な解釈も
許容されて、存分に没入できる。
その理由は実はよくわからない。
四塚さんの作品に漂う主旨とは
異なる、かもしれないが
一本の、一筋の、
記し、とも呼べるものが
僕には
兆しのようにも
導きのようにも、見えてくる。
読経の後で、と題された作品に
理由を求めてみて
当たり前の日々の中に
当たり前に読経が流れて
当たり前に陽が落ちて
当たり前に翌日になって、という
その、当たり前の、尊さを
さらに、当たり前に思える事の
貴重さを思った。
ステイトメントにある
”脆弱で不完全な”人間、ならではの
在り方の機微、ですね。
四塚祐子 Instagram↓
https://www.instagram.com/yukoyotsu/
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